キャンプでは、できる限りラクに過ごしたい私は、基本いつでもサンダル派。
ただ、寒くなってくると足元がスースーしてそういうわけにもいかないため、さすがに靴が必要。
ということで今回は、サンダルのような過ごしやすさを保ちつつ、サンダルが季節外れな時期に使えるキャンプ用の靴を探せ、というミッションでメレルのハットモックを試してみました。
メレルのハットモックの特徴
定番のジャングルモックをはじめ、豊富なモックシューズがあるメレルのラインナップの中でも、このハットモックは軽さと脱ぎ履きのしやすさに特化したモデル。
脱ぎ履きしやすい
かかとのところは写真のように、ペラっとした若干伸縮性がある生地で覆われているだけ。
ペラペラなので内側に折り返すことができ、折り返すと最早モックシューズというよりスリッポンに近い印象。
スッと手を使わずに両足を差し込むことができます。
私の場合、ここはほぼ踏みっぱなしで使っています。
むしろどのタイミングでかかとを起こしたらいいか、よくわかりません。
締め付けがなくリラックスできる
個人的にここは大事なポイント。
アクティブに動き回る場合は靴のフィット感が重要ですが、それほど激しく動くことがないキャンプなので、そういった要素はそこまで求めません。
むしろキツい靴は履いているとそれだけで疲れてしまうので、くつろぎたいキャンプではあまり好ましくない。
ワイルドなブーツのような靴も、スタイル的に惹かれはしますが、ズボラな私はオシャレよりラクさを優先してしまいがち、、、。
指先側は平べったいワイドな作りなので、足の指がギュッと締め付けられずに伸び伸びしています。
そのため足先がムレずに臭いにくい、というのもいいですね。
締め付けないとは言っても、甲の両側がゴムで適度なフィット感があるので、すっぽ抜けてしまうことはありません。
小走り程度であれば、問題なくできます。
軽くて疲れない
この点はかなり優秀。
片足の重さが、27cmのサイズで160g。
一般的に、普通の靴だと400g以下で軽い部類、軽量なランニングシューズで200g前後という基準からすると、かなり軽い靴ということですね。
バリエーション豊富
カラー展開は豊富な9色。
定番系のカラーだけでなく、ポップな色も展開しているのが特徴的ですね。
アッパーがフワッとしたウール素材のモデルや、ローカットではなくミドルカットのモデルなどのバリエーションもあります。
ハットモックにはこんなデメリットがあった
購入時点である程度デメリットは想定できていましたが、実際に履いてみてどのような感じだったか、詳しく説明します。
長時間の歩行や悪路には向かない
一般的に靴と言えば、クッションの役割を果たすミッドソールと、保護やグリップの役割を果たすアウトソールの二重の構造。
一方ハットモックは、アウトソールがなく、ミッドソールに用いられるフォーム素材のみで靴底が形成されています。
舗装路や、柔らかい芝のフィールドだとそれでも問題ないんですけどね。
砂利道で唐突に大きい石をかかとあたりで踏んだりすると、石の感触が足の裏にダイレクトに伝わってきてけっこう痛いです。
キャンプ場では、フィールドは芝でも車路が砂利道のところはけっこう多かったりするので、コンディションが良いフィールドや路面での使用がおすすめです。
あとは、靴紐やベルトでギュッと固定していなため、どうしても靴の中で足がズレることがあります。
特に斜面や不整地のようなところで起こりやすい。
それなりに歩くような場面では、別のちゃんとした靴に履き替えた方が無難です。
防水性は低い
生地の防水性は低めで、水が染み込みます。
小雨程度なら中まで染み込んでくることはないですが、雨が強かったり、水たまりに浸かったりするとあっという間に靴下まで浸透してしまいます。
靴下まで濡れてしまうことほど不快なことはないので、できることなら避けたい。
朝の写真撮影のために早起きしてウロウロしていたら、草に付いている朝露でもけっこう濡れてしまいました。
撥水スプレーで撥水力を維持しておけば、少しは染み込みが軽減されます。
防寒効果はそれほど高くない
見た目的にけっこう暖かいかなぁと思ったんですが、もちろんサンダルよりは暖かいものの、普通のスニーカーとさほど代わりはないかな、という印象です。
10度を下回る程度の秋キャンプで、ちょっとヒヤっと感じてしまうレベルなので、防寒シューズと呼ぶのはちょっと難しいですね。
寒くなってきたら暖かい靴下で補うか、潔く中綿のもっと暖かい靴にしましょう。
まったりキャンプ用のシューズとしてはいい感じ
まとめると、サンダルと同等レベルのくつろぎ感でそれなりの寒さ耐性はあったものの、防水性の低さがちょっと気になりました。
のんびり過ごすキャンプで、雨天ではない環境であれば、かなり良いパフォーマンスを発揮してくれます。
キャンプにベストなモックシューズ探しの旅はまだ続きそう。
ではまた。
Have a good camp.
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