種類別のタープの特徴と焚き火にオススメのタープ

タープ

 キャンプにおけるタープは、日よけ・雨よけ・風よけといった実用面はもちろんですが、面積が大きい分、サイトのイメージ作りの役割も大きい重要なギアです。我が家のような普通のファミリーキャンパーにしてみれば、そうそう買い足すものでもないですし(そうありたい)、飽きることなく長く付き合っていけるものを選べるよう最後まで持ち越していました。

スポンサーリンク

タープの必要性

タープ

 タープも例に漏れず、種類はいくつかありまして、テントとの兼ね合いやスタイルによって選択肢は色々あります。そもそもですが、タープはどうしても必要かと言えば、そんなことはないんじゃないかと思います。

 例えばですが、テントが広い前室がある2ルームテントだったら、それだけでリビングスペースを作れてしまいます。そして、テントのサイズにもよりますが、区画の寸法によっては張りたくても張れない、というケースもあります。また、さほど陽射しが強くなく、雨も降らなかった場合、「タープって必要?」となってしまいますよね。まぁ結果論ですが。林間サイトで最初から木陰、とか。

 あとは、キャンプのシチュエーションによるところもあります。グループキャンプの場合だと、広さや必要性の観点から、全員がタープを張らなくても良かったりします。誰かが大きめのタープを持っていて、そこにお邪魔させてもらうとか。

 と、理由は多々ありますが、タープが無いとキャンプができない、というわけではありませんので、最初から用意する必要は無く、本当に欲しいなと思った時に検討すれば良いのではないでしょうか。とは言え昨今のシーンとしては、タープを張ることもトレンドのひとつになっています。タープも含めてどうサイトを仕上げるか、、、。欲しくなりますよね。(^^;;

タープの形による特徴とサイズ感

タープ

 さて、検討した結果、欲に負けて「タープを買おう!」(笑)となった場合ですが、次は「形や大きさをどうしよう?」というところで悩むことになります。

スクエアタープ

タープ

 正方形や長方形など辺の長さの違いはありますが、形は四角形です。レクタタープとも言います。スクエアタープは普通に三角屋根のように張ることもできますし、逆L字にして壁と天井のようにしたり、色々な張り方のアレンジがしやすいタープです。標準的な張り方をすると、屋根のトンガリ部分を支えるための長いポールが2本と、四角に短いポールを4本の計6本のポールを使用します。

 影になる有効面積を確保しやすいという特徴があります。風が当たりやすい形なので、強風には弱めです。

 サイズの目安は、我が家の四人構成を基準にすると、3m×4mでコンパクトに使う分には事足りる感じです。張り方を変えたり、ゆったり収まるには4m×5m前後のサイズをみておいたほうが良いと思います。

ウイングタープ

出典:tent-Mark DESIGNS

 ウイングタープは、菱形の対角にポールを立てます。ポール2本で張れるので設営が簡単です。

 スクエアタープに比べて抜けが良いので風に強い構造になっていて、エッジの効いたシャープな印象ですね。スクエア型と比べると有効面積が少なくなりますので、四人家族だと5m〜6mぐらいのものが良いと思います。

 なお、採寸方法がスクエア型のように辺の長さで測るのではなく、対角の長さで表していますので、実際のタープ自体の面積としては同じぐらいじゃないですかね。数学が苦手なので計算できませんが。

ヘキサタープなど

タープ

 ヘキサは六角ですが、八角や左右非対称など色々あります。基本的にはウイングタープと同じ特徴を持っていますが、ウイングタープより有効面積を広く取れます。ウイングタープと寸法上同じであれば、あと一人か二人ぐらいは余分に収まれます。

タープの素材

タープ

 タープの素材はテントと同じで化繊系かコットン系に分かれます。TCという、コットンとポリエステルの混合素材もあります。テントの投稿でも書きましたが、それぞれのメリット、デメリットをまとめておきます。

コットン系

・風通しが良い

・火に強く穴が開きづらい

・遮光性が高い

・重い(水を含むとなおさら)

・ピンと張りづらい

・乾きづらい

 コットンは水に弱いイメージがありますが、耐水性能は非常に高いので、大雨でも心配ないです。コットンの糸は水を含んで膨張し、生地の密度が増すことで水を防ぐんですって。と、テント購入の時にキャンバスキャンプの方が教えてくれました。

 ただ、水が溜まってしまうと浸み出すので、ピンと張ってしっかりと傾斜をつけて溜まらないようにしましょう。濡れた時は完全乾燥してから保管しないと、カビがはえたり、臭ったりするのでご注意ください。洗濯物の生乾き的なアレですね。(^^;;

化繊系(ポリエステルなど)

・防水性能が高い

・火に弱い(穴が開く)

・風通しが悪い

・薄いと遮光性が低い

・軽い

・すぐ乾くため保管がラク

 アウターでもよくあるシャカシャカみたいな素材ですね。メリット・デメリットを見ると、コットンと相反するものだということがわかります。形も素材もキャンプのスタイルや目的に適したものを選びましょう。

 ただね、私のリサーチによると、一枚じゃ済まなさそうなんですよね、タープは。私の友人にも複数枚持っている人がいて、サイトの大きさや、シチュエーションによって、使い分けるそうです。ん〜、ガマンガマン。(^^;;

候補に挙げたタープ

タープ

 我が家は焚き火をしますので、難燃素材ということでテント同様にタープもコットン系にしたいなと思っていました。コットン派の妻の目線もありますし。。テントも大型のコットンだし、まぁ正直、利便性は犠牲にしてるな、という想いも抱きつつ。。。

 ということでめぼしいコットン系タープを物色してみました。

タキビタープ / テンマクデザイン

 焚き火に強いタープのはしりのような存在。テンマクデザインtent-mark DESIGNS)はアウトドアライフストア「WILD-1」のプライベートブランドです。

 形やサイズが色々あるので、人数やスタイルに合わせて選ぶことができます。ガイライン付属、ポール・ペグは別売です。耐火性が高い、難燃シートがオプションで販売されています。

タープスペック比較|tent-Mark DESIGNS
テンマクデザインの商品開発は「今のニーズを具現化するもの」「これからのニーズを生み出すもの」の二つです。この二つの開発コンセプトをバランスよくそして皆様が想像する以上の商品を適正な価格でお届けしていきたいと考えております。
タトンカタープ / タトンカ

 タトンカはドイツのアウトドアブランドです。素材はTCで、レクタと菱形のウイングタイプの二種を展開しています。生地が思いのほか薄くてハリっとした感じです。旧バージョンは四角と辺の中央以外はグロメット加工(ハトメ)がされておらず強度に難があったんですが、アップデートされて改善されました。買う時は、旧バージョンではないかしっかり確認しましょう。ガイライン付属、ポール・ペグは別売です。

カーリ / ノルディスク

 誰もが知ってるコットンテントの主流、ノルディスクのコットンタープです。もちろん、タープにも白くまマークがプリントされています。

 TCとオーガニックコットンのタイプがあり、形はスクエアと菱形のダイアモンドの二種類あります。小型の12とファミリー・グループ仕様の20の2サイズ展開です。価格は高めで、20サイズだと五万を越えますので、ポールが付属とは言え、高いものでも2本で1万円以内には収まることを考えると割高ですね。ガイライン、ポール2本、ペグが付属しています。

コットンKOKAGEタープ / ソトラボ

出典:SOTOLABO

 ソトラボは日本のガレージブランドで、カスタム用のファブリック系のギアを中心に展開しています。形はレクタタープとウイングタープの二種でサイズ展開は1サイズです。レクタタープは3m×4mなので少人数向けですね。どちらも素材はコットン100%です。

 品質はとても良さそうに見えるんですが、いかんせん価格がとってもお高い。候補の中では一番高価です。ガイライン付属、ポール・ペグは別売です。

cotton KOKAGE wing Sand color-SotoLabo
その名の通り木陰(KOKAGE)のような遮光性の高いコットン100%透湿防水素材を使用し、真夏の炎天下でも涼しく快適なキャンピングライフを楽しめるMade in Japanのウィングタープです。 張り姿の曲線の美しさやMade in Japanにこだわり設計し、防水性の高いコットン100%素材を採用、稜線の曲線は流れ...
クラシックシェルター / キャンバスキャンプ

 テントがキャンバスキャンプである以上、タープもキャンバスキャンプを候補からは外すわけにはいきません。テント同様にコットン100%の色々なサイズのスクエアタープを展開しています。

 外国製品の特徴のひとつとでも言いましょうか、あまり細部に気遣いは無く、グロメットはついていません。キャンバスキャンプはテントもそうだったんですが、ロープをひっかけるところが、単なるベルトループになっています。ベルトループ自体はかなり多めについているので、色々な張り方のアレンジができそうですね。ガイライン、ポール、ペグは別売です。

 さてさて、どれにしようかな??

ではまた。

Have a good camp.

コメント

タイトルとURLをコピーしました