我が家には2人のちびっ子がいます。
上は5歳で下は2歳です。
ちびっ子あるあるですが、2人とも寝ている時は布団なんてあってないようなものです。
寒さに対しては寝袋でなんとかしようと試みていますが、たまに寝袋からはい出してしまったり、寝袋が寝苦しくて夜泣きすることもあるので、テント内を適温に保つことは大きな課題のひとつです。
我が家のテントでの検証
これまでは、単純に暖かさを得るために暖房器具にばかり目が行ってましたが、10月末のグリンヴィラでのキャンプと11月中旬のキャンプアンドキャビンズでのキャンプで、重要な要素を甘く見ていたことを思い知りました。
我が家では、キャンバスキャンプのシブレー450というコットンテントと、スノーピークのドックドームPro.6アイボリーというポリエステルのテントを使っています。
シブレー450です。
直径が4.5mあり、大人8人ぐらいまで寝られる大きめのテントです。
ドックドームPro.6アイボリーです。
インナーテントのサイズはタテヨコ3mです。
ファミリー向けのわりと標準的なサイズ感のドームテントです。
それぞれ特徴の異なるテントなので、わかりやすい比較対象になりました。
コットンテントの場合
10月末のグリンヴィラにはコットンテントのキャンバスキャンプで行きました。
最低気温は8度ぐらいでした。
暖房器具は、電気のヒーターとホットカーペットです。
我が家で使っているヒーターはフランスの暖房器具メーカーCAMPAのフォトンというタイプで、消費電力は950Wです。
表面温度は40〜50度ほどにしかならないため、小さい子が触っても大やけどにはならず安心です。
夜はヒーターもホットカーペットも最大にして過ごしました。
テント内は15度前後と、外気と比べると5度以上は暖かいですが、寝袋から出てしまうとちょっと厳しいですね。
ポリエステルテントの場合
キャンプアンドキャビンズにはポリエステルテントのドックドームPro.6で、グリンヴィラ同様に950Wの電気ヒーターとホットカーペットを持っていきました。
さらに気温が下がる見込みで天気予報では最低気温3度の予報だったので、念のため灯油ストーブのブルーフレームも持って行きました。
ブルーフレームはインナーテントの外側の前室部分にセットしてメッシュ窓を開けてあります。
電気ヒーターはインナーテントの内側に入れ、マットの上にホットカーペットを敷きました。
夕方ごろからヒーターの電源を入れインナーテントの中を暖めにかかります。
夜も更けて22時過ぎごろにテントの中でくつろごうと中に入ったところ、、。
「あ、暑いっ、、!」
久しぶりに赤文字を使いたくなるぐらいの暑さで、ただちに着ていたアウターを脱ぎました。(^^;;
テント内の室温は23度ぐらいもあるじゃないですか!!
外気は10度を下回っていたはずなので、15度ぐらいは差があることになります。
もはや寝袋も不要で、予備で持ってきていた毛布1枚で快適に眠ることができました。
前室で、今か今かと出番を待っていたブルーフレームは、出番が来ることなく朝を迎えました。。。
テント内を暖かくするポイント
検証結果をまとめると以下のような点が挙げられます。
テントの素材
コットンテントは通気性の良さが災いして、せっかくの暖気が外に逃げ、代わりに冷たい外気が中に入ってきてしまいます。
ポリエステルなどの化繊テントは密閉性が高いので、空気の行き来を遮り、暖気をとどめてくれたんだと思います。
テントの大きさ
シブレー450に比べるとドックドームPro.6のインナーテント内の空間の広さはパッと見で半分ぐらいだと思います。
広いとその分だけ空間が暖まるのに時間がかかるので適正なサイズの方が暖房効率が良いということなんでしょうね。
テントの作り
ドックドームPro.6は、フライシートとインナーテントの二重構造で外気との間に空気の層が作られるので、冷気を和らげる役割を果たしてくれます。
ボトムには風を防ぐスカートがしっかり付いているということも大事な要素だと思います。
まぁ当然と言えば当然のことなんですが、正直、どのみちペラペラの幕一枚だしすきま風は入るしそこまで変わるまい、と侮っていました。
何事もやってみなければわからないというのはまさにこのことですね。(^^;;
ヒーター使用時の注意点
電気のヒーターは直火ではないとは言え、高温になることに変わりはありません。
化繊の幕は熱に弱く、高温で溶けてしまうこともあり得るので、ヒーターの加熱部分に直接幕が触れないように気をつけましょう。
またこの方法は、空気の流れを遮断して熱を小さく効率良く留める、という、直火であればむしろ不完全燃焼を起こしに行くようなものなので、絶対にガスや灯油のストーブではおこなわないでください。
電気限定です。
ではまた。
Have a good camp.
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