我が家では、キャンプで米を炊くのはいつも妻に任せきり。あるソロキャンプで自分で米を炊く機会があり、ちゃんと炊けるか不安だったため、この機会に妻に正しい炊き方を教わりました。
実際に炊いてみたらとても美味しく炊けたので、私のように普段役立たずなのに必要に迫られてやらなければいけなくなった方のために、その方法を記しておくこととします。
わりと対象者が限定的な内容ですが、今まさにこの記事を読んでいる方も何かの必要に迫られてのことだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
トランギアのラージメスティンで炊飯してみる
ちなみに我が家が米を炊くのに使っているのは、トランギアのラージメスティンです。
元々はユニフレームのライスクッカーを使っていて、それもとても美味しく炊けて特に問題はなかったんですが、単に妻がメスティンを使いたくなった、という理由で乗り換えました。まぁ、あるあるですよね、、。
ラージメスティンだと1〜3合の米を炊くことができます。少食一家の我が家だと3合は多いんですが、残った場合は翌朝におにぎりにして食べるなどしています。
メスティン炊飯の手順
それでは、メスティンでおいしく米を炊く方法を説明していきます。大きく分けると炊飯には3つの工程があります。
- 浸水させる(30分)
- 炊く(沸騰してから10分)
- 蒸らす(15分)
2の「炊く」というところが重要な気もしますが、そんなことはありません。
美味しいお米が炊けるかどうかは、1と3の「浸水させる」と「蒸らす」に掛かっていると言っても過言ではないぐらい重要です。
全ての工程をキッチリやると1時間ぐらいかかるので、食べる時間から逆算して余裕を持って準備しましょう。
浸水させる
まず、メスティンに米と水を入れた状態で、約30分放置。この30分というのがけっこう重要で、短いと芯が残ったりして失敗しやすくなります。
水の分量は米1合に対して、180〜200ml。柔らかくしたい場合は水を多めに、固くしたい場合は少なめにします。
このままフタをして、あとは置いておくだけです。
炊く
30分経ったら、続いて「炊く」工程に移ります。水が沸騰するまでは中〜強火で火に掛けます。バーナーの炎の先端がメスティンに触れるぐらいの火の大きさです。
屋外で炊く時に注意したいのが、風の強さ。同じ火の大きさでも風の強弱で全く温まり方が異なるので、できれば風防を置くなどして、風の影響が少ない環境で行いましょう。
沸騰してメスティンから湯気が出て吹きこぼれだしたら、弱火にします。炎の先端がメスティンに触れないぐらいの火の大きさです。
弱火の状態で、約10分ほど火に掛けます。沸騰した段階で一度フタを開け、米を軽くかき混ぜるとムラがなくなりさらにおいしくなる、という方法もあるようですが、我が家ではやったことはありません。
問題なく炊けていれば、約10分経つと湯気や吹きこぼれが収まり、米が炊けた香ばしい匂いが漂ってくるので、火を止めます。ちょっと長めにやると軽くおコゲができてそれはそれでおいしいですが、やり過ぎるとコゲだらけになるのでご注意ください。
ただ、さきほど書いた通り火加減や風の具合、あとは気温で炊け具合は異なるため、キッカリ10分とはなかなか言い切れません。五感を駆使して見た目と匂いで判断し、それでも分からない場合は、フタを開けて状態を確かめてみてください。ツヤがあってフワッと嵩が増していればOKです。
米を炊いている最中にフタを開けるのはタブーという風潮もありますが、開けてみても仕上がりに大差はありません。開けずにおいしく炊けた、という自己満足度は上がりますが。
蒸らし
炊く工程が無事に終わったら、約15分間の蒸らしに入りますが、蒸らしを行うには、メスティンを保温できる何かに入れる必要があります。
我が家ではオレゴニアンキャンパーの、メスティンウォームキーパーを使っています。ウォームキーパーに入れたら逆さまにした状態で放置します。
ウォームキーパーは、簡易的な保冷バッグや弁当ケースとして使ったりすることもでき、日常生活でも何かと役立つため、メスティンを使うなら併せて持っておいて損は無いアイテムです。
そしていよいよ、フタを開ける時がやってきました。果たしてうまく炊けているでしょうか!?
無事に、ふっくらとおいしそうなお米が炊けました。
振り返ってみると、これまでで米を炊くのを失敗したことが一度だけあるんですが、その時はすっかり忘れててしっかり浸水させずに炊いた時です。やはりきっちり30分浸水させることが、とても重要ですね。
外で食べる米は最高においしい!
ということで、こうすれば誰でも簡単にメスティンでおいしいお米を炊くことができます。そのまま食べるなり、卵をかけるなり、お好みの方法でお召し上がりください。
ではまた。
Have a good camp.
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