キャンプにおいて、ペグは地味だけど無くてはならない、縁の下の力持ちのような存在。
テントにはだいたいペグが付属してますが、脆弱だったり、地面の状態に対応しきれなかったりで、他社製の強度のあるペグを使っている方も多いと思います。
別売のペグを買うと当然その入れ物も必要になるわけですが、強度のある鍛造ペグは大きくて重いため、入れ物の方にもそれなりのサイズと強度が求められます。
ということで私が使っている、大型の鍛造ペグを持ち運ぶのにピッタリなバリスティクスのペグバッグを紹介します。
ラージペグ&ツールバッグの特徴
それがこちらのラージペグ&ツールバッグ。
バリスティクスからは小さめのバッグや身に付けられるケースなど、ペグ入れだけでもいくつかのラインナップが出ていますが、このペグバッグの設計思想は、とにかく大きいペグがたくさん入る、です。
バリスティクスと言えば、の丈夫なコーデュラナイロン製なので、強度もバッチリ。
通常のナイロンの7倍の強度!
40cmのペグまで入るので、実用レベルで必要なペグは、ほぼ収まる構造。
ソリステだと50cm、エリステだと48cmという長さもありますが、ファミリーで通常のコンディションでキャンプをする分には、そこまでの長さが必要になることは、まずありません。
むしろそこまで必要なコンディションだったら、行くのを控えた方がいいかと、、。
ラージペグ&ツールバッグの使い心地
私は、都度入れ替えるのが面倒なので、だいたいのテントやタープの組み合わせに対応できる、決まったペグセットに、若干の予備のペグを備え、ハンマーと一緒に携行しています。
そしてオートキャンプメインのため、軽さや小ささといった機動力は重視せず、悪条件の時に困らないよう、大は小を兼ねる的な大柄なペグのラインナップになっています。
エリステ28cmのホワイトが13本。
エリステ28cmのゴールドが8本。
ソリステ30cmのブロンズが8本。
おそらくオートキャンプメインで、サードパーティー製のペグを使っている人のほとんどは、このような視点だと思います。
ぬかるんだ地面や砂地など、稀にこの長さだと厳しいなと感じる局面もありますが、そういったコンディションに遭遇するのは数十回に1回あるかないか程度の頻度ですし、本数が余分にあるので、追加でペグダウンするなどでカバーしています。
万全を期すならば、これに加えて40cmクラスのペグが4本もあれば充分かと。
ちなみにこれらのペグ全てとハンマーを入れても、容量的には半分に満たないぐらいです。
では、細部の作りを見ていきましょう。
我が家で使っているのは、生地がマルチカムブラックのタイプです。
バリスティクスは生地のパターンが豊富で、好みで選べるのが嬉しいところ。
余談ですが、我が家は、サイトの雰囲気がチグハグにならないよう、ファブリックなものは基本マルチカムブラックを軸にしています。
集めてみるとちょっと暑苦しい、、。
正面側には、小さいポケットと短いデイジーチェーン。
カラビナをストックしたり、自在など細かいものを入れておいたりできます。
大量の鍛造ペグの重みにも耐えられるよう、底の生地はかなり厚めで、中に樹脂製のボードが入っています。
両側にひとつずつDカンが付いています。
これは今のところ使ったことがなく、コレと言った使い方も思い浮かびません。
まぁ使い道が無くても、デザインとして、みたいな要素も大事ですよね。
ファスナーに沿ってワイヤーが入っていることで、開けた時に口が立ち上がって広がった状態でキープされます。
中が見やすく、使うペグを取り出しやすいので便利です。
側面にも補強用の樹脂ボードが入っています。
尖ったペグの先端が当たるので、ここの強度は重要。
内部にはポケットが2つあり、中身を仕分けすることができます。
ペグを種類別に分けて入れるのもいいですが、私はあらかじめ自在を通した予備のロープを数本入れています。
風が強い時に追加でペグダウンしたり、跳ね上げでロープが足りない時に使う用です。
中身がごちゃごちゃにならずに済むので、こういったちょっとした機能はありがたい。
底とサイドは丈夫なターポリン製なので、泥が付いたりちょっと濡れたペグを入れても染み出すことなく安心です。
まぁ鍛造ペグだとそのままにしておくと錆びるので、後で取り出して乾かした方がいいですけどね。
持った感じ。
そこそこ大きさがあって、当然ながら、重い。
試しに重さを測ってみたら、6.9kgでした。
身に付けてペグを携行しながら設営するという方向性ではなく、置いたままにして、必要な分を手に取って、という使い方になります。
ペグのベースキャンプ的な。
大きなペグを必要以上に入れられる丈夫な大型バッグ
安心感のあるしっかりした設営をするためには欠かせない、大きな鍛造ペグ。
とりあえずこのバッグを使っておけば、予備も含めてそれなりの本数を所持していたとしても、ペグ周りの物が収まらなくて困る、という事態になることはなさそうです。
ではまた。
Have a good camp.
コメント
Dカンは肩掛け用のベルトを取り付けるのには使えないのかな?
たしかに!そのためですね、失礼しました!
ただけっこう重いこともあり、そうやって使うかどうかはなんとも、ですね!(汗)