梅雨真っ只中の6月半ば、天気予報と睨み合いながら、雨の合間を縫って1ヶ月ぶりにキャンプの予約を入れることができました。
キャンプには行きたいですが、さすがに終始雨というのもげんなりですし、子供の体調のことも考えると無理はできないですからね。
榛名湖オートキャンプ場
榛名湖オートキャンプ場は群馬県の高崎市にあるキャンプ場で、関越自動車道の渋川伊香保ICから西に30分ほどのところにあります。
高速を降りて5分ぐらいのところにベイシアというスーパーがあるので立ち寄って買い出しができます。
榛名山の山頂近くにあり標高が高いため、平地に比べると気温が低くなっています。
夏場は涼しく過ごせて快適ですね。
周囲は森に囲まれていて市街地からは距離があるため、時折、車の音が聞こえる程度で、夜になって人が寝静まると静けさに包まれます。
梅雨時期で空いていたのか、1週間を切ってから申し込んだにも関わらず、難なく予約が取れました。
受付の方の話によると、混むのは海の日の連休やお盆など夏休み期間中だけで、他の時期はそこまで混み合うことは無いようです。
チェックインは午後1時、チェックアウトは午前11時です。
アーリーチェックイン、レイトチェックアウトはそれぞれプラス2,000円です。
料金は電源サイトが6,800円、電源無しの区画サイトが5,600円、フリーサイトが4,900円です。
4歳以上は1泊350円の入場料がかかります。
2グループまで、または2泊までであれば前日の午後1時まではキャンセルが無料なので、急な体調変化が起こりやすい小さい子連れのファミリーでも安心して予約ができます。
各種ポイントカード提携キャンプ場です。
スノーピークの会員証を提示すると、薪が1束もらえます。
WILD-1の会員証を提示すると、サイト利用料が10%オフになります。
薪は1束600円なので、どちらも大差無いですが、電源サイトであれば割引、それ以外は薪の方が若干お得です。
特典は1区画につきひとつだけなので、複数カードがある場合はどれを使うか選ぶことになります。
榛名山の気温
予約が完了すると、数日後に封書で予約内容が書かれた書面と、利用案内、パンフレットが届きました。
封書で届くのは初めての経験です。
6月半ば過ぎなのでそろそろ電源は要らないかな、と思って張りやすそうなフリーサイトを選んだんですが、利用案内によると6月は10度ぐらいまで下がることがある、とのこと。
(予約完了後に届くメールにも記載されています。)
ちょっと不安になり、電源サイトが空いていないか確認したらまだ空いていたので、慌てて変更してもらいました。(^^;;
利用案内には、利用する月だけでなく、各月の最低気温が記載されていて、とても参考になります。
4月=氷点下まで
5月=5度以下まで
6月=10度位まで
7月=15度位まで
8月=17度位まで
9月=13度位まで
10月=10度以下まで
11月=3度位まで
11月下旬=氷点下まで
榛名湖オートキャンプ場の標高は1,140mあるそうです。
ちょうど1年前ぐらいに、1,000m越えの丸沼高原オートキャンプ場に行きましたが、真夏だったにも関わらず、夜は20度以下まで下がり、長袖必須だったのを思い出しました。
高規格な場内設備
全体マップです。
入場ゲート
受付があるセンターハウス脇に入場ゲートがあり、チェックイン時に渡されるパスカードが無いと通れません。
さらに夜10時になるとキャンプ場自体のゲートが閉まるので、完全に出入りができなくなります。
セキュリティは万全ですね。
充実のセンターハウス
キャンプ場入口付近にあるセンターハウスです。
駐車場があり、ここで受付を済ませます。
売店の商品はとても充実していて、キャンプで使う日用品は全て揃います。
電子レンジを使うこともできます。
もちろん着火剤やガスカートリッジなどの消耗品もあります。
レンタル品もバッチリです。
キッズコーナーまであります。
きれいなトイレ
センターハウスのトイレです。
屋内なので当然きれいです。
ウォシュレット付きの洋式トイレ、おむつ交換台付きのファミリートイレがあります。
屋外のトイレ棟です。
屋外と言っても扉付きの小屋の中にあるので、センターハウスに負けず劣らずきれいなトイレです。
ウォシュレット付きの洋式トイレ、ファミリートイレは各トイレ棟に標準装備です。
トイレの写真ばっかり。(^^;;
トイレ棟は場内に3カ所あり、遠いところからでも2分ぐらいです。
お湯が出る炊事場
炊事場です。
お湯が出るシンクが4つほどあります。
妻にとって大事な要素のひとつです。
水のシンクは6つほどですが、蛇口はたくさんあるので、待つほど混むことは無さそうです。
子供が使える低いシンクもあります。
サイズが大きめで使いやすそうですね。
わかりやすいゴミ捨て
ゴミの分別はありがたいことに、プラスチックや生ゴミもまとめた燃えるゴミと、ビン・カン・ペットボトルなどの燃えないゴミの2種類だけです。
細かくても構わないですが、種類が少ないと袋をこまごま使わなくて済むのでラクですね。
ガスカートリッジの空き缶や電池は分けて捨てられます。
もちろん炭・灰も捨てられます。
ゆうすげ温泉
センターハウスにはシャワーがあり、夜8時まで200円で利用できます。
ですが、キャンプ場を利用すると、すぐ近くの天然温泉の割引券をもらえるため、せっかくなのでそちらを利用する方が良いと思います。
温泉はキャンプ場から車で2〜3分のところにあります。
提携温泉はレイクサイドゆうすげとゆうすげ元湯のふたつあって、レイクサイドゆうすげは夕方6時まで、ゆうすげ元湯は夜8時まで入場できます。
各サイトの様子
サイトは、電源有りの区画サイト、電源無しの区画サイト、フリーサイトの3エリアに分かれています。
あとバンガローエリアもありますけど。
テントサイト1(電源区画サイト)
電源サイトは17区画あります。
区画と区画の間は充分に距離があり、余裕があります。
間はわりと大きな木で仕切られており、プライベート感が保たれているので、ファミリーで気兼ねなく過ごすのに適しています。
これまでに利用したキャンプ場の中では、ワイルドフィールズおじかに次いで、ゆとりのある区画サイトでした。
近隣の数サイト以外は見えないぐらい、木々が生い茂っています。
区画のサイズは10m×10mあり、大きなテントを張るのにも充分な区画の広さです。
若干利用料が高いだけのことはありますね。
天気予報を見ながら狙いを定めて行ったんですが、結局当日は設営後から夕方ぐらいまで雨に降られてしまいました。
ただ、テントサイト1は大きな木に覆われている区画が多く、木の下にいれば小雨程度であればほぼ当たりません。
区画の地面は水はけの良い土で、水たまりにはなりにくいです。
土は固くは無いですが、たまに石に当たります。
それほど大きい石は無いので、テントの設営位置にはさほど困りません。
と、かなり条件の良いテントサイト1ですが、難点を挙げるならば、区画間の距離が仇になり、グループ利用には向いていないことです。
グループで使うためには、電源無しの区画サイトかフリーサイトが適しています。
テントサイト2(電源無し区画サイト)
31区画あります。
区画のサイズはテントサイト1と同じで10m×10mになっていますが、区画と区画は隣接しています。
混み合うとちょっと圧迫感があるかな。
区画によって日陰のところとそうでないところがありますね。
テントサイト3(フリーサイト)
フリーサイトには25張できるようです。
オートキャンプでは無いのですが、外周の通路に車を停めることができるので、通路沿いを確保できればオートキャンプとほぼ変わりません。
場所によって少し傾斜しているところがあります。
フリーサイトの方が木立の感じが良く、写真映えしそうな雰囲気でした。
もう少し暖かくて電源が不要なシーズンに利用してみたいですね。
中央広場
センターハウスとテントサイト1の間に、中央広場という大きめの広場があります。
ボール遊びやフリスビーなどをするのに良さそうです。
ちょっと草の丈が長いですけどね。(^^;;
木の枝から吊り下げられたブランコがふたつありました。
ちびっこ過ぎると乗るのがちょっと大変そうです。
WILD-1高崎店
榛名湖オートキャンプ場の帰りに、久しぶりにWILD-1のお初店舗に行ってきました。
10店舗目です。
必然的にシェラカップも10個目です。(^^;;
これまでに何度も高速道路で横をかすめていたんですけどね。
やっと一般道で立ち寄れる範囲のところに来ました。
高崎店はキャンプコーナーが充実していて、品揃えが豊富でした。
榛名湖オートキャンプ場ってこんなところ
設備面はかなり整っている方で、高規格と言われているキャンプ場と比べても遜色無いレベルです。
トイレや区画の手入れも行き届いています。
そのわりに、梅雨時期とは言え1週間前でもラクラク予約を取れて、区画の変更までできたのは意外でした。
実際、当日の入り具合は、キャパシティに対して2〜3割程度でガラガラでした。
榛名湖オートキャンプ場はしっかりとファミリーキャンプ場というスタンスを打ち出していて、グループ利用は3グループまで、と制限しているため、まず大人数の利用者は足切りになってしまいます。
それに加えて標高の高さゆえの気温の低さが、ビギナーには難易度が高いため、ライトユーザーが利用する時期は夏場のごく限られた時期に限られてしまうのかもしれませんね。
夜は9時を過ぎると、聴こえてくるのは薪が爆ぜる音といびきぐらいで、小声の話し声すらほとんど聞こえませんでした。
ふとキャンプに行きたくなって、静かに過ごしたい時にうってつけのキャンプ場ですね。
ではまた。
Have a good camp.
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