キャンプを始めようとすると、アレもコレもと必要なギアが多いため、全て揃えようとすると、なかなかの金額がかかってしまいます。
会社の後輩Aがキャンプに興味がありそうなんですが、何かと出費がかさむ時期で予算的に余裕が無いとのことなので、リーズナブルなテントラインナップを集めてみることにしました。
最安値を追求しているというわけではないのであらかじめご了承ください。
テント選びのポイント
候補を選ぶ前に、私の経験から、テントを選ぶ際にどこをチェックしたら良いか、気にしたら良いかのポイントを挙げてみたいと思います。
サイズ(大きさ、重さ)
個人的にはテント選びにおいて、サイズが一番重要だと思います。
使う人数に合っているかどうかはもちろんですが、持ち運びや張る時のスペースのことも考えると、大きければ良いというようなものでもありません。
人数に適しているかどうかの目安のつけ方は、対応人数が書いてある場合はそれを参考にして、書いていない場合は、大人一人につき60cmぐらいの幅を使用人数に掛けて、テント内の寸法に収まるか照らし合わせてみてください。
私の体格(180cm/70kg)では、個人的には60cm幅は狭いと思いますが、そのぐらいあれば一応寝ることはできます。
その寸法に何かしらテント内に入れるものの量を考慮して、居室の広さを決めます。
ちなみに、対応人数についても、わりとキッチリ寝ることを前提に書かれているので、テント内で余裕をもって過ごしたい場合は実際の使用人数に対してプラス1〜2人ぐらいのものを選ぶことをオススメします。
高さも重要です。
高さが無いと中腰の姿勢が多くなり、その状態で泊りで過ごすので腰が痛くなります。(歳だから??)
登山などの特別な用途でない限り、できるだけ高さには余裕があった方が快適に過ごせます。
出典:Coleman
構造、換気
テントは張った時に一重のものと二重になるものがあります。
二重のものは、重くなったりかさばったりしますが、二重なりのメリットもあります。
二重の外側の幕はフライシート、内側はインナーと言います。
フライシートがある利点は、
1・風雨に強い
2・寒暖をやわらげる
3・テント内に結露ができにくい
4・紫外線に強い
5・虫が入りづらい
などが挙げられます。
インナーは、換気をするためのベンチレーターがしっかり付いているかどうかを気にしましょう。
換気が弱いと暑い時期はかなり熱がこもります。
生地、縫製
出典:Coleman
生地の状態は、雨や風への耐久力に影響します。
単純に厚い方が強度は増しますが、その分、重くなり容積が増えます。
どちらを優先するかは用途に合わせて考えてみてください。
クルマ以外の移動手段の場合はとにかく軽さを優先した方がいいと思います。
まぁクルマでも軽い方が何かとラクはラクですが。
以前もタープの記事で書いたことがありますが、生地の防水性能を表す耐水圧という数値があります。
数値が高い方が防水性能が高いんですが、高ければ高いほど良い、というものでも無いので、1,000〜1,500もあれば充分です。
化繊であればだいたいのテントはそのぐらいありますので、ご心配には及びません。
それよりも縫製の質がしっかりしていない方が雨漏りに直結することが多いと思います。
安いテントの場合は縫製がしっかりされてない場合があるのでできれば製品をチェックして買いたいところです。
ほつれがあったり、裏地側に防水用のテープ加工がされてなかったりするとマズいですね。
低価格テントラインナップ
では、実際にテントをラインナップしてみましょう。
ブログテーマがファミリーキャンプなので、ソロなどの小型テントは除外しています。
相対的に、対応人数が少ない方が価格が安くなる傾向にあるので、特に広さを求めない場合は、そういった選択肢もアリかもしれませんね。
安さ重視
正直、機能や評判はあまり見ていませんが、まずは1万円台までという基準で選んでみました。
ココのラインナップはオススメというより安いの並べました、というものなので各ページのレビューをよくご確認ください。
基本的に全てフライシートがある二重構造のものを挙げています。
キングキャンプ / ウィークエンド KT3008
実売価格:10,000円前後
キングキャンプは中国のメーカーです。
色々なタイプのテントラインナップがあります。
前室が長めで広さ的には余裕がありそうです。
スタイル的にはドームテントのトレンドをおさえたデザインになっています。
バンドック / ドーム型テント 5 UV
実売価格:14,000円前後
ツーリング向けの小型テントなどをリーズナブルな価格で多数リリースしているバンドックのファミリー向けテント。
安心の日本製でレビューでも高い評価を得ています。
ドッペルギャンガー / ワンタッチテント T5-23
実売価格:16,000円前後
カマボコテントをはじめ、ユニークな製品や新鮮なカラーリングが特徴のドッペルギャンガーのワンタッチテントです。
傘のように開くだけ、と設置・撤収が簡単で、初心者にも安心です。
キャプテンスタッグ / レニアスドームテント
実売価格:14,000円前後
日本の大手アウトドアメーカーのひとつ、キャプテンスタッグからはたくさんの種類のテントがリリースされています。
居室のみという感じなので荷物を入れたりすると少し手狭かもしれません。
キャンパーズコレクション / NEOキャンパーズテント5
実売価格:13,000円前後
日本のメーカー、キャンパーズコレクションのベーシックなドームテント。
初心者でも気軽に始められるようにというマインドはテントの価格にもしっかり反映されていますね。
スペックもしっかり
評判やメーカーの社会性から判断し、私的にオススメできるラインナップを選んでみました。
常にサブテントはどうしようかなと考えているので、その候補になっているものもあります。笑
予算的にちょっと頑張れるなら私ならこちらを買いますね。
スノーピーク / アメニティードーム M
実売価格:35,000円前後
少し価格は上がりますが、品質を考えるとコストパフォーマンスは良好です。
エントリーモデルのテントとして広く認知された存在ですが、使い続けるにも充分なスペックです。
ホールアース / アースドーム270 Ⅱ
実売価格:28,000円前後
認知度はさほど高くありませんが、品質はしっかりしていて、高い耐水圧やベンチレーター、跳ね上げられるフロントパネルなど機能的にも充分なスペックのテントです。
コールマン / タフドーム2725
実売価格:24,000円前後
アメニティドームと双璧をなすエントリーテントの王道じゃないでしょうか。
コールマンなので品質的にも安心感がありますね。
コールマン / エクスカーションティピー325
実売価格:18,000円前後
2017年新製品のコールマンの小型ワンポールテントです。
前室があるので雨でも室内に降り込むことなく出入りできます。
ティピーテントは雨が降り込むのが弱点と言われていましたが、最近の製品はしっかりと消費者の声が反映されていますね。
キャプテンスタッグ / オクタゴン460UV
実売価格:32,000円前後
大手メーカーのキャプテンスタッグからは、CSクラシックスシリーズのワンポールテント「オクタゴン」を選んでみました。
ひとまわり小さい「ヘキサゴン」というタイプもあります。
どちらもホワイト一色の優雅さを感じるデザインです。
入口のシートがポールで立ち上げられるタイプなので雨の時でも安心です。
ロゴス / ROSY ドゥーブル XL
実売価格:25,000円
この価格で大型の前室を備えています。
別売のポールで入口を跳ね上げれば、けっこうな広さのリビングが確保できます。
テントは快適さや見た目などの点からキャンプのもっとも多くを占める要素ですので、じっくり吟味してみてください。
ではまた。
Have a good camp.
コメント