週末に家族と過ごす幅を広げるためとは言っても、数あるレジャーの中からなぜキャンプを選んだかというと、友人のとあるインスタ投稿の影響が大きかったと思います。
ちょっと前からキャンプを始めたとは聞いていたんですが、正直、色々と手間とか、虫嫌いとかが先に頭をよぎって、自分でやろうというところまでは行っていませんでした。
ですが、この投稿を見た途端、私はグイグイとこの道に引きずり込まれていくのでした。笑
テンティピとは
先日、その友人家族とグループキャンプをしてテンティピを目撃してきたので、改めてテンティピがいかなるものなのかをまとめてみたいと思います。
テンティピはスウェーデンのテントメーカーで、3タイプのワンポールテントを展開しており、それぞれにポリコットンのCPモデルと軽量ナイロンを使用したLightモデルがあります。
サイズは両モデル共通で3サイズ展開です。
サイズ | 直径 | 高さ | 人数 |
7 | 4.5m | 2.7m | 4〜8人 |
9 | 5.3m | 3.1m | 6〜10人 |
15 | 6.0m | 3.6m | 10〜16人 |
家族四人のファミリーキャンプの用途であれば直径4.5mの「7」サイズで充分な大きさです。
ラインナップは下記の通りです。
オニキス
必要最低限の装備でコストパフォーマンス重視のエントリーモデル。
モデル | 価格 | 重さ |
CP 7 | ¥117,720 | 10.5kg |
Light 7 | ¥102,600 | 4.9kg |
CP 9 | ¥132,840 | 13.3kg |
Light 9 | ¥117,720 | 6.1kg |
CP 15 | – | – |
Light 15 | ¥200,880 | 10.0kg |
テンティピ / オニキス 7 CP
ジルコン
オニキスにボトムスカートを追加し、ベンチレーターの数が増え快適機能を充実させた上位モデル。
薪ストーブ用の穴が標準で開いています。
モデル | 価格 | 重さ |
CP 7 | ¥170,640 | 10.9kg |
Light 7 | ¥153,360 | 5.5kg |
CP 9 | ¥193,320 | 13.8kg |
Light 9 | ¥172,800 | 6.5kg |
CP 15 | ¥299,160 | 19.9kg |
Light 15 | – | – |
テンティピ / ジルコン 7 CP
サファイア
装備、素材ともにこだわりが詰め込まれた最上級モデル。
ボトムベンチレーターがさらに追加され空気の流れが良くなるように設計されています。
モデル | 価格 | 重さ |
CP 7 | ¥218,160 | 10.9kg |
Light 7 | ¥205,200 | 6.6kg |
CP 9 | ¥252,720 | 13.6kg |
Light 9 | ¥235,440 | 7.8kg |
CP 15 | ¥378,000 | 21.2kg |
Light 15 | – | – |
※「-」となっているものは販売されていません。
テンティピ / サファイア 7 CP
オプション色々
テンティピの標準装備にはフロアマットが付属されておりませんので、いわゆる普通のテントとして使用するためには、フロアマットはオプションで購入する必要があります。
オプションのフロアーはジッパーが付いていて、入り口部分をV型にして前室風の土間を作ったり真ん中をO型にしてストーブを置いたり、色々とアレンジが効くスグレモノです。
他にもフルサイズのインナーテントや外付けの前室などありますが、いずれもかなりの高額です。。(^^;;
サイズ | フロアマット | インナーテント |
7 | ¥33,480 | ¥92,880 |
9 | ¥39,960 | ¥112,320 |
15 | ¥50,760 | – |
テンティピの純正ではフルインナーしかないため、キャンパルジャパンのピルツシリーズのハーフインナーを使用している方もいます。
テンティピの設営
では、テンティピの設営を見てみましょう。
まず最初に、付属のガイドを使ってテントを張る位置の外周に8本のペグを打ち込んでいきます。
その後、通常はテントを広げていくのですが、友人はフロアマットの保護のために自作のグラウンドシートを敷いていました。
既製品のシートをカットして、ハトメで穴を開けて、ペグに引っ掛けられるように作られています。
凝ってますねぇ。
入り口の位置を確認しながらシートの上にテントを広げ、ロープをペグに引っ掛けていきます。
センターポールを中心に向かって差し込んで、立ち上げるために入口から潜り込んでいきます。
ポールの先端をテントの先端の所定の位置にセットして、グイッと持ち上げます。
この時に、ポールに横方向の力がかかり過ぎると曲がってしまうことがあるので、引っ張り上げるのではなく、下から支えるように押し上げるイメージで立てます。
立ち上げる前にあらかじめ入口を持ち上げて空気を通しておくと、少し立ち上げやすくなります。
はい、できました。
あとはペグに引っ掛けてあるロープを締めていくだけです。
同じタイミングで立て始めた我が家のテントとの比較です。
ちょうど入口のAフレームをセットしているところですね。
この後、さらに12本のペグを打ってロープを張るという作業が待っています。(^^;;
テンティピはキャンバスキャンプの6割ぐらいの時間で張れますね。
完成です。
モダンとナチュラルの共演。
オニキスを見てみた
外から見た様子です。
入口のデザインがテントの構造と一体感があり美しいですね。
ボキャブラリーの無さに嫌気がさします。。(^^;;
サイズは直径5.3mとわりと大きいんですが、ロープが張られていないため、コンパクトな印象を受けます。
混み合っていたり狭かったりしても、なんなく張ることができそうですね。
これまた美しくかつシンプルにロゴがあしらわれています。
入口の内側のジップを開けるとメッシュのベンチレーターになっていて、トップも開けると風を通すことができます。
ボトム部分です。
トップのベンチレーターは中から開け閉めできます。
フロアマットのジップ部分です。
ここを開けてセンターに土間を作ることができます。
右側のジップは入口まで続いているので、入口を土間にして、テント内で靴を脱ぐ、なんてこともできますね。
四人家族には広すぎるぐらいの空間です。
高さは3.1mありますのでセンター付近は余裕の天井高ですね。
ベンチレーターの様子。
ベンチレーターを開け閉めするロープです。
フロアマットとテントを接続するフックです。
リングの間を通して引っ掛けるだけです。
まとめ
ただでさえ設営が簡単なワンポールテントですが、テンティピのLightであれば軽さも手伝って、より一層簡単に設営することができます。
若干お値段は張りますが、機能性の高さと利便性を考えると価格に見合ったものなんじゃないでしょうか。
冬場や雪中でもキャンプをするならば、ストーブ使用も考慮してCPタイプを選んだ方が良いかもしれませんね。
同じ北欧モノでもノルディスクと比べると圧倒的に所有率が低いので、人とかぶらないワンポールテントをお探しの方にはオススメです。
ではまた。
Have a good camp.
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