冬のキャンプは寒さで料理がすぐ冷めてしまうんですが、鍋や煮込み料理だと火にかけたままアツアツで食べることができます。
冷えきった身体も暖まり、そして何より作るのも片付けるのもラクちんなので、いいことだらけです!
まぁ鍋や煮込みがダッチオーブンじゃなきゃいけないわけではないですが、せっかくなので焚き火をしながら直火で調理すれば、暖を取りながらキャンプらしい雰囲気も味わえて、より一層気分が高まりますね。
ダッチオーブンって?
ダッチオーブンはフタの上に炭を乗せて上と下から熱を加えることができる厚手の鍋です。
砂型に溶かした鉄を流し込んで作るのが一般的な製法のようです。
凄いですね〜、職人技ですね。
素材は鋳鉄製のものが多いですが、ステンレスなどもあります。
厚みがあるのでじっくり一定の温度で調理ができ、食材にしっかりと火が通ります。
焼いたり炒めたり煮たり蒸したり、どんな加熱調理もできて、厚みのおかげで保温力が高いという効果もある万能クッカーです。
選ぶポイント
大きさ
4人家族の量を調理するには10インチのサイズが適しているようです。
SOTOのサイトに目安の人数が書いてありました。
容量だと約5リットルですね。
他にもサイズがあるので、大人数の場合は12インチ、2人であれば8インチなど、使う人数によってサイズを選ぶことができます。
素材
だいたいのダッチオーブンは鋳鉄製で、鋳鉄製のものは使う前にシーズニングをする必要があります。
また、使用後にもしっかり水気を飛ばして、油を塗ってから新聞紙で包む、といったお手入れをちゃんとしないとすぐ錆びてしまう手間のかかるお鍋です。
手間も含めて楽しみたい人にはいいですが、めんどくさがりの人にはSOTOのステンレス製のダッチオーブンが断然おすすめです!
シーズニングが不要で、普通の食器のように洗剤で洗うことができ、保管の手間もかかりません。
シーズニングとは?
シーズニングはダッチオーブンに限らず、鉄板やスキレットなど鉄製の調理器具を使う前に必要な下処理のことです。
まず洗剤で丁寧に洗います。
この時にタワシなどの硬いものは使わずに柔らかいスポンジなどで洗いましょう。
そして表面に薄く食用油などの油を塗り30分ぐらい火にかけて熱します。
鉄板をシーズニングした時の写真です。
熱した後はそのままほったらかして冷まします。
これをできれば数回繰り返します。
次にネギなど香りが強い野菜の端っこを炒めて鉄臭さを取ります。
終わったらまた冷まして、洗剤を使わずに柔らかいスポンジなどで洗います。
洗うほどでなければ、キレイに拭き取るだけでもいいと思います。
最後に、火にかけてしっかり水気を飛ばし、油を薄く塗ってから新聞紙やキッチンペーパーなどで包んで湿気が少ないところに保管しましょう。
とにかく水気を残さない、そこが重要です。
ダッチオーブンのラインナップ
では主なダッチオーブンの特徴を調べてみましょう。
価格:税抜18,000円〜
まずはコレ。
SOTOのステンレス製ダッチオーブンです。
サイズは、8インチ、10インチ、12インチの3つのサイズと、10インチで厚みがないハーフサイズもあります。
このダッチオーブンの一番の特徴はやはり、手間がかからないというところです。
雰囲気は昔ながらの黒い鋳鉄製のダッチオーブンの方が優っているかもしれませんが、買ってすぐ使えて、汚れても洗剤で洗って自宅の調理器具と同じように気軽に扱うことができるというのは、それを補って余りあるメリットだと思います。
鉄製のダッチオーブンに比べて、衝撃などで割れにくいという特徴もあります。
コンロはもちろんIHでも使うことができます。
価格:税抜21,000〜
フタがフライパンのようになっていて2WAYで使えるダッチオーブンです。
厚みが無い食材の加熱に優れ、色々な調理方法ができます。
ただ、ハンドルが無いので、ハンガーに吊って焚き火で調理することができません。
価格:税込9,900円〜
黒皮と呼ばれる酸化皮膜でコーティングされているため、錆びにくくお手入れしやすいダッチオーブンです。
通常のダッチオーブンと違いタワシでこすってもいいので、汚れた時の扱いがラクですね。
価格:税抜25,800円
スノーピークの和鉄ダッチオーブンは、深鍋・浅鍋・フタを組み合わせて色々な食材や調理に対応できる多機能なダッチオーブンです。
優れた金属加工の歴史を持つ新潟県三条市の技術により非常に薄く造られているため、他にはない軽さを実現しています。
底が平らになっているのでIHにも対応しています。
価格:税抜6,000円〜
ロゴスのダッチオーブンはシーズニング不要なので、購入後に洗ってすぐ使うことができます。
脚無しなので家庭のコンロでもIHでも使うことができます。
リーズナブルな価格設定が魅力ですね。
価格:8,078円〜
デザインがシンプルでスタンダードな形のダッチオーブンです。
12インチのみ脚が付いています。
コールマンもシーズニングが不要です。
価格:税込13,500円〜
個人的にはスキレットまたはダッチオーブンと言えばロッジ、みたいな勝手なイメージを持ってました。(^^;;
ホームセンターや雑貨屋など色んなところで見かけるので。
アウトドア以外でも認知度が高い、ダッチオーブンのメジャーブランドと言えるでしょうか。
焚き火で使いやすいように脚が付いた古典的な形のダッチオーブンですね。
脚が無い底が平らなタイプもあります。
価格:税抜5,600円〜
ペトロマックスのダッチオーブンは少人数用の20cmサイズから超特大の44cmまでサイズ展開が豊富にあります。
44cmって、、。
ちゃんこ鍋が作れますね。
オリジナルのダッチオーブンを作ろう
以前、那須高原のキャンプアンドキャビンズに行った時に、オリジナルのダッチオーブンが作れるというフライヤーが置いてありました。
フタに自分の好きなデザインを入れられて、老舗の鋳造所でハンドメイドで作ってくれるそうです。
長く使えるものなので記念品などにいいですね。
ではまた。
Have a good camp.
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