年末年始の時期になるとなんとなく富士山を拝みたい気分になるのはなぜなんでしょう??
やっぱりめでたい気分になれるからですかね。
2017年のほったらかしキャンプ場に続き、2018年も男だけのキャンプ合宿を開催してみました。
浩庵キャンプ場
2018年の会場は山梨県にある浩庵キャンプ場になりました。
千円札に印刷された景色が見れることで有名なところです。
雄大な富士山の姿を眺めながらキャンプを楽しむことができます。
河口湖ICから30〜40分ほどで着きます。
予約不可のキャンプ場
浩庵キャンプ場はキャンプサイトの予約ができません。
コテージはできますけどね。
湖畔の水際に設営できる湖畔サイトと少し離れたところにある林間サイトがありますが、どちらもフリーサイトで先着順に好きな場所に設営できます。
直火で焚き火ができる
サイトでは直火で焚き火をすることができます。
直火の焚き火はどこでもできるわけではないので、よい経験になりますね。
焚き火台が不要なので、若干ですが積載・運搬の負担を軽減することもできますね。
焚き火の上にペトロマックスの焚き火台をセットして、ステーキの鉄板焼きを堪能しました。
デイキャンを被せてのんびり滞在
チェックインは8時と早いですが、それに釣られてチェックアウトも10時までと比較的早めです。
朝食を軽めにしたり装備を少なめにするなどしてサクサク撤収作業を進めましょう。
ゆとりをもって過ごしたい場合はデイキャンプを被せると、17時まで滞在することができます。
夏場は早めに行って並ぶべし
眺めが良い人気のキャンプ場だけあって、8時前から入場待ちが発生します。
出遅れると眺めが良くなかったりコンディションが悪いところに隙間を縫って設営しなければいけなかったり、最悪、入場できないということにもなり得るので、確実に入場してそれなりに狙ったところに設営したい場合は、早めに行くことを推奨します。
12月上旬で、8時20分に到着して受付したところすでに多数のグループが入場済みでした。
比較的空き始めるこの時期で入場待ちが20組近くいたとのこと。
ちなみに今回は午後や夕方に入場する方もいて、少し離れれば設営するところがあったので、冬場は年末年始などの特別なタイミングでなければ、入場できないということはなさそうです。
買い物はフォレストモールで
東京方面から向かう場合は河口湖ICから5分ほどのところにあるフォレストモールに立ち寄るのがおすすめです。
ショッピングモールだけあってスーパーだけでなくホームセンターや飲食店などもあり、揃わないものはありません。
薪も買えます。
ガレージブランドの人気ギアを取り揃えたアウトドアショップ「STANDARD point」もあるので、買い出しが無くても立ち寄る価値があります。
土日は朝7時から営業しています。
キャンプ場までの距離は空いていれば車で20分ほどなので、設営を終えてから買い出しに戻るという手もありますね。
場内設備の紹介
場内マップです。
マップ下中央がセントラルロッヂで、上が本栖湖・富士山方向です。
ロッヂとキャンプ場を繋いでいる脇道です。
受付後にこの脇道からキャンプ場に降りていきます。
脇道の入口にチェーンが掛かっているので、自分で外して通過したらまたチェーンを掛けます。
ちなみに写真は降りきったところです。
浩庵キャンプ場は景色が良いことで知名度が高いですが、眺めを抜きにしたキャンプ場自体のクオリティとしてはごくごく普通です。
設備が良いとか、子供向けの遊び場があるとか、そういった特徴はこれと言ってありません。
ただ、手が行き届いていないとか、設備が壊れているといったことでもありません。
ザ・スタンダードです。
最近はキャンプ場でも至れり尽くせりないところが増えていて、私も個人的にそういうところは嫌いじゃないですが、まぁキャンプ場って元々こういうものですよね、的な。
セントラルロッヂ
セントラルロッヂに受付があります。
薪を買ったり食事を取ったりできます。
ロッヂにあるお風呂を利用することもできます。
20時まで入場受付をしていますが、サイトへの車の出入口は20時に閉鎖なので、20時を過ぎる場合は徒歩で行かないと戻れなくなります。
トイレ
トイレは場内に1ヶ所です。
林間サイト駐車スペースの脇にあります。
炊事場
炊事場も場内に1ヶ所だけでトイレに隣接して駐車スペースにあります。
冬場は水道が凍結しないように少量の水を出しっぱなしにします。
12月中旬で最低気温は氷点下に到達しました。
天気予報ではマイナス3度でした。
シャワー・自販機
同じく林間サイトの脇にシャワールームと自販機コーナーがありますが、シャワーは冬季は使えないようです。
ゴミ捨て場は無いのでゴミは持ち帰りです。
特徴が異なる2種類のサイト
湖畔サイトと林間サイトでは異なった趣を楽しめ、それぞれ特徴やデメリットがあります。
眺めと開放感が最高の湖畔サイト
全員初めてだったためしっかり浩庵キャンプ場を堪能しておきたいな、ということで、今回は湖畔サイトを利用しました。
湖畔サイトに入場する通路です。
見え始めた本栖湖に期待が高まります。
入場してすぐの右手側です。
すぐ行き止まりになります。
このあたりは比較的傾斜が緩やかです。
左手側です。
奥の方までサイトが続いています。
奥まで続く車路です。
ここに車を停めるのは禁止です。
通れなくなりますからね。(^^;;
ところどころ車路の一段上に設営可能なスペースがあります。
プライベート感があってくつろげそうですね。
最近、我が家は林間サイトがちだったので、久しぶりにとても気持ちよい抜け感です。
我々は左手側を2/3ほど進んだところに設営しました。
ゆとりがありのびのびと過ごせました。
傾斜を考えながら設営を
湖畔サイトは水際に向かって傾斜しています。
一般的なキャンプフィールドと比べるとけっこうな角度で、傾斜にあわせて縦に寝ないと転がってしまいそうになるレベルです。
場所によって急だったり緩やかだったり違いがあるので、確かめながら設営しやすい場所を探しましょう。
湖畔サイトのフィールドは砂浜一歩手前の細かい砂利です。
ふかふかして柔らかく、汚れがあまり付かないので快適です。
砂利を寄せ集めてフラットに近い状態を作ることもできます。
砂が柔らかいためペグの刺さりが悪く、短いペグや細いペグだとテンションに負けてすぐ抜けてしまいます。
28cmのエリステでギリギリ留められるぐらいでした。
Vペグや長いペグを使いましょう。
車は4WD推奨
場内の車路は凸凹が激しく駐車スペースは湖に向かって勾配がきつくなっています。
深い轍もあります。
近くに設営していたグループのFF駆動車が傾斜を登れなくなり、2回ほど救助のお手伝いをしました。
轍に完全にタイヤを取られ、牽引で抜け出している車もいました。
2WDの場合はあまり傾斜があるところに入り込まないようにしましょう。
我々チームのエクストレイルとジムニーは轍に落ちさえしなければ問題なさそうでした。
同行の後輩@zencamperがジムニーのスペアタイヤにトラッシャルーバッグを装着してきました。
汚れものやシート類などを入れられます。
約20kgほど入ります。
積載量が増えて実用的で見た目もグッと男前になりますね。
トイレが遠い、、
湖畔サイト左側をあまり奥まで行きすぎると、トイレがかなり遠くなってしまいます。
少しだけショートカットできる抜け道が車路の脇にありました。
林間サイトの端あたりにつながっています。
抜け道を登ると林間サイトに出て、突っ切ってトイレに行けます。
遮るもののない富士山の眺め
夕方の富士山です。
百聞は一見にしかずですね。
この雰囲気は実際に見ないと感じられない感覚です。
お昼過ぎまではなかなか顔を出してくれなかったですが、午後からチラチラ見え始め、夕方にはしっかりとその荘厳な姿を現してくれました。
日が暮れた直後の富士山です。
朝方の富士山です。
風があったため逆さ富士は見ることができなかったですが、それでも充分、心に残る景色を堪能することができました。
利便性重視の林間サイト
林間サイトは利用していないのでサラッとになってしまいますが、簡単に紹介します。
林間サイトは平坦に近いので湖畔サイトよりは設営しやすくなっています。
また、トイレ・炊事場などの設備が近いので湖畔サイトに比べると便利です。
場所によっては富士山や本栖湖が見えにくい
当たり前ですが木が立っているのでそれなりに視界が遮られます。
湖に近い側は比較的視界が良好ですが、木が多く、合間を縫って設営する感じです。
後ろに下がればスペースは広くなりますが、前のテントやらたくさんの木やらで視界はかなり悪くなってしまいます。
車を横付けできません
林間サイトはテント脇に車を横付けすることはできません。
駐車スペースに車を停めて、そこからテントなどのギアを運びます。
前の方に設営しようとすると30mほど運ばないといけなくなります。
噂に違わぬ美しい眺めは一見の価値あり!
はじめての浩庵キャンプ場。
天候に恵まれてしっかりと富士山を拝むことができて幸いでした。
富士山を見れるに越したことはないですが、仮に見れなかったとしても湖畔サイトの静寂感(あくまでも画的にです)はなかなかないシチュエーションなので、ちょっといつもとは違う気分を楽しめる新鮮なキャンプ場でした。
ではまた。
Have a good camp.
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