昭島のアウトドアヴィレッジで開催されたヘリノックスの2019テント&タープ展示受注会に行ってきました。
やはりヘリノックスの新作テントが見れるということで注目度が高いのか、いつもは待たずに入れる駐車場が入場待ちになるほど大賑わいでした。
2019タクティカル テント&タープ
今回の展示受注会では、一挙6モデルの幕が展示されました。
大型のシェルターから山岳用のソロテント、そしてタープまでバラエティ豊かなラインナップになっています。
全てタクティカルラインのコヨーテタンカラーで、統一感のある新作発表でした。
ヘリノックスのことですから今後、カラバリ展開などがあるんじゃないかと期待してしまいますね。
Tac. Field 6.0
まずは大型の2ポールシェルター、Tac. Field 6.0です。
2018年にネイバーフッドとのコラボレーションでE-SHELTERというシェルターがリリースされましたが、それと同タイプです。
1人ぼっちで座って写真を撮っていると白い目で見られそうなぐらい広々としています。
6.0となっていますが、実際には8名から、詰めれば10名ぐらいいけるんじゃないかという広さがあります。
小型のドームテントでのカンガルースタイルも楽々できちゃいそうですね。
今回のタクティカルシリーズの共通点として、幕の内側には黒いポリウレタンコーティングが施されています。
しっかりと日差しを防ぎ、涼しく快適な空間を作ってくれそうです。
巷の2ポールシェルターとの大きな違いは横から見ると一目瞭然、単なる三角形の形ではなく台形のような形になっているところです。
これにより幕の傾斜に圧迫されることのない、ゆとりのあるスペースが作られているんですね。
そして驚きなのが、この幕は台形のようなポールではなく、写真のような十字架の形をしたポールに支えられているんです!
ポールには相当な負荷がかかっているようで、よく見ると少ししなっています。
これだけの高負荷に耐えられるのもDACの高性能ポールがあってこそですね。
ポールの先端はプラスチックの留め具にはめ込むだけの簡単設営です。
これだけの大型幕ですが、ポールが少ないためそれほど重くならずに済んでいます。
ペグダウン6ヶ所で自立します。
グロメットが多めに付いているので、風が強い時はペグを追加したり、跳ね上げ方もセンター1本だったりサイド2本だったり、状況に応じた設営が楽しめますね。
Tac. Field 6.0基本スペック
幅×奥行×高さ | 600×450×250cm |
重量 | 8.7kg |
価格 | 128,000円 |
フライ素材 | 75デニールリップストップポリエステル |
Tac. Field 4.0
続いては小ぶりな2ポールシェルターのTac. Field 4.0です。
こちらは4.0ですが、逆に2名か、なんならソロで使うぐらいがちょうど良さそうです。
ソロテントを探している私にはちょうど良い広さとスッキリしたデザインがわりとツボで、もしメッシュインナーがあったらその場で先行受注していたかもしれません、、。汗
こんな感じのモスキートネットをインストールすればいけてしまうんじゃないかと、、。
トップは雨が溜まらないように少し傾斜しています。
どうせなら雨は後ろに流したいので、写真の背中側をオープンするのもアリですね。
4.0のポールはY字です。
こちらもシンプルな構造で、設営がとても簡単そうです。
ポールは垂直のものが18.55mm、斜めの2本が16mmと細いタイプなので、そのおかげもあり総重量は約4kgと軽く収まっています。
この金具に差し込むだけです。
この構造で本当に大丈夫なのかと心配になってしまいますが、厳しい耐久テストをして製品化されているので、そこはまぁ素人が不安に思うところじゃないんでしょうね。(^^;;
足元のベルトにポールを固定させるための穴があります。
6.0と同じでポール先端は留め具にはめ込むだけです。
中にはけっこう色々入りそうです。
1人であればギアは全て中に収まりそうですね。
ここに腰掛けて一日中ボケ〜っと過ごしている姿がイメージできてしまいました、、。
フロントパネルを跳ね上げておけば雨が降っても問題ないので、タープも張らずに気楽にキャンプを楽しめそうです。
前後とも、巻き上げ、跳ね上げができます。
Tac. Field 4.0基本スペック
幅×奥行×高さ | 400×225×175cm |
重量 | 4.1kg |
価格 | 70,000円 |
フライ素材 | 75デニールリップストップポリエステル |
Tac. V-tarp
3つ目の幕は、独特のポール構造が特徴的なドーム型シェルターのV-tarpです。
Field 6.0ほどではないですが、大人6名ぐらいが余裕をもって過ごせる広さがあります。
前後の大型パネルは全面メッシュにすることができるので、虫を避けつつ風を通すことができます。
サイドも片側2面ずつの両側4面開放できます。
サイドはメッシュにはなりません。
フルオープンすれば、快適なタープ代わりになり、冬はしっかり暖を取れるシェルターとして、シーズン問わず活躍してくれそうです。
内側はブラックコーティングでしっかり遮光されています。
前後の上部にはベンチレーターが付いているので、ドアを閉め切った状態でも換気をすることができます。
4名分のチェアを置いてもまだまだスペースにゆとりがありますね。
オプションでインナーテントがあるので、寝室としても活躍してくれます。
他のFieldシリーズと同様に6本のペグダウンで簡単に自立させることができ広い空間を確保できる、汎用性の高いシェルターです。
Tac. V-tarp基本スペック
幅×奥行×高さ | 400×400×240cm |
重量 | 11.7kg |
価格 | 138,000円 |
フライ素材 | 75デニールリップストップポリエステル |
Tac. Recta 3.5
シェルター系は以上で、続いてはタープです。
1〜2名向けの使い勝手が良さそうなレクタタープで、サイズは350cm×290cmです。
光の反射でちょっと色味が変わってしまいましたが、実際にはもう少し彩度が高く、他の写真の幕に近いカラーです。
グロメットが多く配置されているので、複数の設営パターンができます。
性能だけでなく、安定したデザインの良さもヘリノックスの魅力のひとつですね。
Tac. Recta 3.5基本スペック
幅×奥行×高さ | 350×290cm |
重量 | 1.21kg |
価格 | 39,000円 |
フライ素材 | 75デニールリップストップポリエステル |
Tac. Attack 1.5p
ここからは我が家のカバー領域ではないので写真を中心にサラッと。
キャンプというより完全ソロ用のバックパッカーや登山向けのテントたちです。
1.5なので幕内に余裕があり、荷物を収納することができます。
前室があるので靴や濡れたものなどを外に置いておくこともできます。
その分、2.2kgと携行用テントとしてはちょっと重いので、ライトユース向けなんじゃないかと思います。
そこらへんはあまり詳しくないですが、、。
独特の形状を生み出しているこの2本の短いポールがあるお陰で、庇とトップのベンチレーターが確保されています。
正面からの図。
真っ暗です。
他のテント同様に遮光性が高いですね。
そこそこゆとりがあります。
グランドシート一体型です。
フロントのドアはメッシュにできます。
180cmの私でもゆったり横になれました。
Tac. Attack 1.5p基本スペック
幅×奥行×高さ | 123×280×98cm |
重量 | 2.21kg |
価格 | 85,000円 |
フライ素材 | 20デニールナイロンリップストップ |
ボトム素材 | 40デニールナイロンリップストップ |
Tac. Attack Solo
こちらは完全なるソロ用で、前室もありません。
ポールはセンターと奥側にある2本とルーフの短いポールが1本の構造です。
入口は横にあり、庇が無いので雨だとサッと出入りしないと中に入ってしまいますね。
メッシュドアは付いています。
奥側半分は下の方がメッシュとスカートの二重構造になっているので、雨や風を防ぎながら通気性が確保されています。
短いポールは無くても機能しそうですが、ベンチレーターの確保にこだわった結果なんでしょうね。
スカート側は2ヶ所のペグダウンです。
足側?は1本のペグダウンで済むようです。
サイドに2本なので計5本のペグダウンですね。
こっそりとベンチレーターが付いています。
Tac. Attack Solo基本スペック
幅×奥行×高さ | 90×245×90cm |
重量 | 1.49kg |
価格 | 68,000円 |
フライ素材 | 20デニールナイロンリップストップ |
ボトム素材 | 40デニールナイロンリップストップ |
今後も楽しみなヘリノックスのテントラインナップ
以上今回の展示会で発表された新作テント&タープ全6種類をお届けしました。
これまでに見たことがない独自性のある特徴が随所に見られ、今後の展開が楽しみになる製品ばかりでした。
チェアやテーブルのように、ヘリノックスのテントをフィールドでよく見かける日が来るのもそう遠くないかもしれませんね。
ひとまず私は発売を待つ間、Field 4.0を買うか買わないか、じっくり検討したいと思います。(^^;;
ではまた。
Have a good camp.
コメント